でも!
「私は何が何でも個人事業主で行く!」と決めたら、正社員と違ってやっておかなければならないことがいくつかあります。今日はそのあたりを考えてみたいと思います。
個人事業主って就業形態が違うだけじゃないの?
そんな風に思っているエンジニアの方が意外と多いのに驚きます。
そもそも個人事業主って?
個人事業主とは、個人で事業を行っている人のことを指します。法人化していなくとも「事業主」であることに変わりはありません。「時々、正社員になると保険料やいろいろ引かれるから個人事業主になった方が収入がアップする。」くらいの安易な考えの方をお見かけします。
「確定申告ってなに?」という方もいらっしゃいます。
法人化していなくても、自分は事業主(オーナー)であるという自覚から持つことが必要ですね。
では、最低限何をする必要があるでしょうか。
➊年金と保険の切り換え
❷開業届の提出
❸青色申告承認申請書の提出
年金と保険の切り換えは、正社員を辞めて個人事業主になられた方は、役所に届けなければなりません。間違っても向こうから送ってきてはくれません(笑)
それと「開業届」ですが、開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)とは、個人事業を開業したことを税務署に申告するための書類です。税務署に「個人で事業を開始したこと」を報告する書類で、開業届を出すことで確定申告時期に申告書が送られてくるようになります。
事業主になってから1か月以内に、管轄の税務署に提出するようにしましょう。
節税に有利になる「青色申告」を行うには、開業届の提出が必要となります。
最後に青色申告で受けられる一番大きなメリットが、この青色申告特別控除です。
かんたんにいうと、納める税金が少なくなります。
所得税や住民税、国民健康保険の計算にこの控除が反映されます。
今は簡単に申告ができるようになったので、是非すべきことはやっておきましょう。それでこそ、個人事業主のメリットを多いに受取ることができます。